澄川地熱発電所での現場試験 2016 (平成28年 8月22日〜9月9日)
NEDOプロジェクトとして、澄川地熱発電所で大規模なシリカ除去試験を行いました。今回は富山大から14名、九州大から4名、三菱マテリアルテクノ(株)から6名が参加しました。毎分20Lの熱水からシリカを連続的に回収するシード循環装置を中心に、バッチ式試験、カラム通水試験を行い、様々な分析装置を持ち込んで、熱水中のアルミニウム濃度やシリカ濃度、シリカ粒子の粒度やゼータ電位を測定しました。毎朝KYミーティングをして、安全第一で試験を行いました。
澄川地熱発電所での現場試験場の全景です。昨年度よりも設備が倍以上充実しています!!!
カラム通水試験の様子です。流量計など新たな測定機器を取り付け、昨年度よりも多くのデータを集めることができました^^
今回の試験の中心となるシード循環装置を使用したシリカ回収の様子になります。装置が大きすぎるので、カメラに納まりきりませんでした笑
室内での試料分析の様子です。昨年よりも分析装置が増えて、とても驚きました!!!
今年の常宿も、志張温泉元湯でした。ご主人をはじめ、スタッフの暖かいおもてなしに感謝です。
装置に一部不具合がありましたが、貴重なデータを得ることができました。三菱マテリアル(株)地熱・電力部や八幡平地熱(株)の皆様には、大変お世話になりました。